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Pokemon Showdown! の日本語対応に向けて (2018)

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2018年現在でポケットモンスター現行作品の対戦シミュレーションができる唯一のサイト、『Pokémon Showdown!』。

しかし、このサイトはすべて英語で書かれていて、設定で言語を変更することもできません。
そのため、日本人プレイヤーには敷居が高く、日本語化スクリプト*1を導入しなければ気軽に遊ぶことができないのが現状です。

多言語対応の現状

Pokemon Showdown を他の言語に翻訳しようという意見は何年も前から出されていますが、現時点では全く進展がない状況です。
Showdown の多言語対応についての掲示板はこちらです。
https://github.com/Zarel/Pokemon-Showdown-Client/issues/247

そんな中、2017年に Showdown を中国語に翻訳するユーザースクリプトが公開されました。
ユーザースクリプトはブラウザの拡張機能にインストールして使い、サイト自体を改変せず、利用者側で受信したサイト上の文字を置換するのが特徴です。
そのスクリプトをベースにして、日本語やスペイン語版のユーザースクリプトも作られています。
このユーザースクリプトで日本語化することもできますが、機能に限界があり、使い勝手も完璧とは言えません。
Showdown のデータを日本語に書き換えて独自のサーバーを立てる方法もありますが、やはり Showdown 側で多言語に対応してもらう方が初心者にとって敷居が低くなり、一番良いと思われます。

多言語対応の構想

Showdown 側で言語変更機能を実装することになったら、最もメジャーな方法だと以下の通りになると思います。

  1. ページ右上の設定に言語選択のボタン等を追加する。
  2. ユーザーの言語選択の結果を、チームデータと同じようにCockieに保存する。
  3. Cockieを読み取り、選択された言語に応じて翻訳スクリプトを読み込む。

この方法だと今までに作られているユーザースクリプトを活用することができます。

お願い

Showdown は GitHub という開発者向け共有サイトでソースコードが公開されていて、技術があれば誰でも開発に参加できます
日本語を使える誰かが働きかけなければ日本語対応はいつまで経っても進展しません。
Javascript 等のWeb開発言語に詳しい方や、英語が話せる方はぜひ協力して頂きたいです。
よろしくお願いいたします。 

*1:このブログでも日本語化スクリプトを公開しています。

warehaha.hatenablog.com